【起業】理学療法士が起業する!? 第06話「セミナーへ行く(財務・会計の基礎by土曜塾)」
理学療法士である私が、起業へのストーリーを
リアルに
ほぼリアルタイムで
お送りしていくのが、この
「理学療法士が起業する!?」
になります。
果たして無事に
起業出来るのか!?
それはいつになるのか!?
潰れずにやっていけるのか!?
前回に続き「土曜塾」のセミナーに行ってきました。
今回は事業計画書についてですが、、、何を学んできたのでしょうか?
ちなみに前回のセミナーは事業コンセプトについてでした↓
目次
全5回で1から創業について学べる、その名も
創業 初心者セミナー「夢をかなえる土曜塾」
5月から月に1回ペースで9月まで開催されています。
私は奈良県民ですので、奈良の支部拠点でのセミナーになります。全国でも開催されているか、一度見てみてはいかがでしょうか?
今回もいざ奈良へ
場所は近鉄奈良駅を降りてすぐの、近鉄高天ビル4階になります。
創業 初心者セミナー「夢をかなえる土曜塾」について
奈良県よろず支援拠点では、創業初心者セミナーである「夢をかなえる土曜塾」を、全5回シリーズで毎年2回実施しています(前期=5月~9月:後期=10月~2月)。創業するためには何が必要なのか?売上計画は?コンセプトづくりや、マーケティング、財務や労務のこと==などなど。あなたの夢を実現するために!創業のための準備をしっかりとサポートします!
https://www.nara-sangyoshinko.or.jp/n-yorozu/seminar/2080より引用
創業を目指す人はとりあえず受けていた方が良いです。
何故ならばこれに参加するだけで、5つのメリットが発生します!!
5つのメリット
土曜塾に参加すると、
創業に必要な基礎知識や、検討・準備すべき内容を知る だけでなく、
「特定支援事業」と認定する市町村で証明書を受けて創業する場合には以下のメリットが得られます。(奈良県では、奈良市、生駒市、大和郡山市、斑鳩町、天理市、橿原市、大和高田市、広陵町、桜井市、香芝市、葛城市、御所市、宇陀市、曽爾村、吉野町)
①株式会社設立時 法人登録税の軽減
②信用保証協会 創業関連保証の対象期間早期化
③日本政策金融公庫 新創業融資制度の自己資金要件を充足
④日本政策金融公庫 新規開業支援資金の貸付利率の引き下げ
⑤県&市町村独自 県の創業支援資金(一般枠)での信用保証料を県が負担 市町村により独自の支援策
まあ、これだけ漢字を並べられたら、よくわかりませんが、お得のようです。
詳しくは第5回セミナーの「支援制度」で説明があるとのことでした。
ただ、これだけ支援があるのは何故かというと、日本政府が開業しよー!と目標を立てているからです。
開業率/廃業率10%台を目標(2013年)に日本政府は掲げています。
ちなみに2015年の開業率は5.2% 廃業率は3.8%となっています。
なので、「産業競争力強化法」が2014年にでき、
創業支援を行う取り組みをしているのです。
今日の内容
第4回目となった本日のテーマは「財務・会計の基礎」です。
経理作業の必要性とは?
お金の話、特に数字の話となるとそれだけで、体が拒絶してしまうなんて方も多いのではないでしょうか??
ただ、経営していく中で、絶対に必要な事なので、理解して行なっていきましょう。
経理作業とは?
日々の活動を数字に変換し、客観的な評価を行う1つの手段です。
今日の頑張り、明日への課題、今の会社の状況などなど
その全てがわかるのは、やはり数字になります。
会社の状態がうまくいっているかそうでないかは、数字で確認しないとわかりません。
その為にも、日々数字に表していきます。
その数字を書面で表したものが決算書になります。
決算書とは?
決算書をみたことはありますか?
私はありませんでした。と
EDINET という金融庁のサイトでは上場企業であれば公開されており、決算書やそのほかの状況は簡単に閲覧することができます。
そのほか、他社の決算書は案外簡単に見れるもんですので、興味のある方は↓もご参考にしてみてはいかがでしょうか。
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)
決算書は
貸借対照表(B/S)
・決算日における資金の状況を表したもの
損益計算書(P/L)
・一定期間における経営の成績を表したもの
からなります。
貸借対照表(B/S)とは
貸借対照表はバランスシート(
簡単に言うと今持っている資産(現金・現金になるもの)
を左に書き出し
それが、返さないといけないお金(負債)なのか
もともとの自分のお金(純資産)なのかを
右に書き出します。
必ず右と左の金額が同じになります(バランス)
ちなみにどんなB/Sがいいのかと言うと、
純資産の割合が良いのが良いです。
損益計算書(P/L)とは
損益計算書とは(profit and loss statement 略称:P/L )、一定期間における収益と費用の状態を表します。
収益ー費用=損益
これだけのことです。
収益とは
・売り上げ高
・雑収入
・受け取り利息 など
費用とは
・材料費
・人件費
・光熱費
・家賃
・減価償却費 など
この差がプラスであれば利益(黒字)
マイナスであれば損失(赤字)です
B/SとP/Lの関係
・B/Sは決算日時点の状況を表したもの
・P/Lは1年間の経営状況を表したもの
になります。
つまり、初めの資産が1000万円、1年間で利益が200万円としたら
翌年の資産は1200万円となるのです。
その資産を収益を増やすものへと変換し(仕入れる、設備投資)、売り上げを増やし、利益を上げ、純資産を増やして、資産を増やし、収益を増やすものへと変換していくことが経営の一般的な流れになります。(考えたら当たり前のことだけど、学校では習わないことですよね)
これを1年で計算しましたけれど、日々記録をつけていきます。
そうすることで、会社の経営状況が見えてくると言うことです。
それが経理という役割です。
ちょいメモ
買掛金と売掛金
買掛金(かいかけきん、英: accounts payable)とは、掛け取引によって商品を購入した場合に代金を支払う義務(債務)をいう。本来、このような債務を総称して仕入債務というが、当該債務について手形が存在する場合には支払手形、そうでない場合には買掛金として区別される。
Wikipediaより引用
売掛金(うりかけきん、英: accounts receivable)は、掛取引によって商品を販売した場合に代金を受領する権利(債権)をいう。このような債権を総称して売上債権というが、当該債権について手形を保有している場合には受取手形、そうでない場合には売掛金として区別される。勘定科目としては流動資産に区分される。
Wikipediaより引用
経理作業を楽に行うには?
日々の記録を入力して、計算するのはちょっとであれば良いですが、規模が大きくなっていくと面倒ですね。そんなあなたに
会計ソフトという便利なツールがあるので、それを使えば簡単ですよ。
有名どころは「やよい」さんですかね。
あとは介護関係であれば「カイポケ」さんは多くの方が使っておられます。
その他も色々とあります(値段も微妙に違います)
大きく分けるとインストール型とクラウド型があります
インストール型
・自分のPCにソフトをインストールしそのPCのみでの利用 初回購入費用のみ
クラウド型
・月額使用料が発生 インターネット環境があればどのPC・スマホからでも可能
それぞれ会社のやり方に合わせて選ぶ必要があります。
下記リンクもご参考にどうぞ。
本日はここまで
これ以外にも色々話はありましたので、ご興味ある方是非とも参加してみましょう 無料です!
ちなみにグループワークでは、
「創業を考えている事業内容と、その事業について財務会計の観点から注意すべき点の説明」といった内容でした。
他の方の話を聞いて思ったことが、
「純粋に考えていることだけで売り上げを上げようとしても無理がある」です。
私はデイサービスを行おうとしていますが、介護保険課で行うが故に売り上げの上限はある程度決められている、また目に見えて報酬が下げられている環境の中で、どうやって売り上げを上げていくのが悩みです。
他の業態においても、飲食やサービス業で自分が考えている中ではキャパが決まっています。
そのキャパを拡大するかプラスαでなにかをするのか考えなくてはいけません。
というわけで今のところ私がデイサービスを開始できた暁には、
起業までの道筋と、経営状態(本日の決算書)、経営者としての考え方など、
「経験者が教えます」を謳い文句に、サロンなどができたらとも思ったりしています。(妄想)
(もともと成功の道筋か失敗の教訓は広く知ってもらいたいのが一番だったりします。特に介護保険分野での起業を考えている医療・介護関係の方に。)
このブログもそれが目的だったりしていますので、
ご興味のある方はとりあえず読者かツイッターのフォローをお願いします。
終わりに
よろず相談所では経営に関することはなんでも相談できます。
すでに事業を起こされ経営されている方で
「宣伝どうしよう?」「売上げあげるにはどうすればいいんだろうか」
「補助金って使えるのかな?」「引退するけど、どうやって引き継げばいいのだろう」
などの悩みがあれば、相談してください。
また、今までは創業について、相談するとなると、「事業内容」「金融関係」など。各専門の分野に行かなければならなかったことが、
ここに行けば、総合案内をしてくれますので、
これから創業するぞ!という方で、何から始めれば良いのかわからない方なども相談してみると、良いですよ!!
事業に関する相談は経営コンサルタントの方や、社会保険労務士の方など、
専門家の方達が、何でも何回でも無料で相談できます。(国がやっているので無料)
(詳しくは各都道府県に設置されている各拠点をご参照ください。↓のリンク、右上『支援拠点一覧』から検索)
起業に悩んでいる方がいたら、一度よろず支援拠点に相談に行ってみてはいかがでしょうか?
無料ですよ。↓
また、自分で起業するには早いかなって方でも、将来自分がやりたい事があるなら、その経験を積むことを早めにやった方が良いと思います。
自分がやりたいことが明確にある方や、今やっていることが少し違うと思うなら、転職をしてみて、色々な場所で経験された方が良いですね。
転職サイトに登録するならば、その辺もしっかりと伝えれば協力してくれると思います。
↓転職紹介サイトを貼っておきますので、登録される方は、私の転職の記事も併せてみても良いかと思います。
転職時の体験談と注意点ものせていますのであわせてみてください。↓
本日も読んでいただいた方、ありがとうございました。
*リアルタイム発信ですので、連載は不定期になります。進展があれば掲載していきます 見守ってやってくださいm(><)m