もしバナゲームを1人でしてみた感想(新しいやり方でね)
もしものための話し合い もしバナゲームを知っていますか?
多くの人とそれぞれの価値観についてカードを通して話し合うのが良いとは思うのですが、しっかりと自分と向き合うために1人でやってみました。(ボッチだからじゃないんだからね!)
もしバナゲームって?
本題に入る前に、もしバナゲームについて少し説明をします。
もしばなゲームとは
千葉県にある亀田総合病院で緩和ケアや地域・在宅医療に取り組む医師の方々が立ち上げた一般社団法人「iACP(アイ・エーシーピー)」が開発したカードゲームです。
ホームページは↓こちらです。
ホームページの中の言葉に以下の事が書かれていました。
人生の最期にどう在りたいか。病をきっかけにして、みんなで今後の治療や療養について、あらかじめ話し合うこと。これをACP(Advance Care Planning)と呼んでいます。ACPは、治療の選択だけでなく、一人ひとりにとっての気がかりや大切にしたいこと、そしていつか訪れる人生の最後をどう過ごすか、という幅広い内容を含む話し合いのプロセスです。ACPは「患者さんやご家族が様々な苦難に対処し、それを乗り越えるための支援」そのものです。
もしばなゲームでは、このACPをゲームを通して離しやすくしています。もしバナカードには重病の時や死の間際に「大事なこと」として人が口にするような言葉が記載されています。自分の想う大事にしたい言葉を選ぶことで、自分自身の価値観を考え、一緒にプレイする家族や友人と語り合うように設計されていますので、ACPを体験する事ができるのです。
Go Wish
米国Coda Allianceという団体の作成・販売するカードゲーム「Go Wish」を忠実に日本語へ翻訳した上で、日本語版独自のルールを加えたのが「もしバナゲーム」です。
「Go Wish」のホームページにはこのカードを使った実際の話が記載されています。その中には家族であっても、お互いに話してみないと相手の望むことはわからないということです。
アメリカ人でもこう言ったことは話し合えていないというのですから、日本人は特にそうかもしれませんね。実際、「死」の話題に対して4割の人が心理的抵抗感があるとのことで、あまり話をする事が無いと思います。
実際にやってみよう
1人でやる場合は「ソリティア」という遊び方があります。
1、全てのカードを1枚ずつめくり
・とても重要
・ある程度重要
・重要でない
と3つのグループにわけます。
2、すべてのカードを3つの山に分けたら、次に「とても重要」に分類したカードの山を整理します。あなたにとって、最も重要なカードを10枚選びます。もしも、「とても重要」が10枚未満なら「ある程度重要」からも選んで10枚にして下さい。
3、次に、選んだ10枚に順位を付け、順番に並べます。
4、なぜ、その10枚を選び、重要なのかを順序や理由を家族や友人にどう説明するか考えてください。また「重要でない」カードの山についても、なぜ重要でないかを説明できるように理由を考えて下さい。
5、考えたこれらの理由を実際に家族や友人に話す時間を作って下さい。
これがもしバナゲームを1人で行う際の「ソリティア」ルールです。
「Go Wish」のホームページから完全英語版ですが、ネット上で登録なしでできたりします。
翻訳機片手にぜひやってみて下さい。↓
http://gowish.org/gowish/gowish.html
もしバナゲームをやってみた
今回、私はオリジナルルールでやってみようと思います。
もしバナゲーム「RABIルール」
1、山札をシャッフルし、上から10枚とり、手札にします。
2、山札を1枚引き、手札に加えます。手札は自分の中で重要なもの10枚になるようにし、1枚は捨てます。
3、山札を1枚めくり場に出します。そこに書かれたことはどうしても選択できないこととして想像します。あきらめられるか考えますが、手札に加えることはできません。
4、2と3を山札がなくなるまで繰り返します。
5、3で場に出た札から1枚選び、手札と入れ替える事ができます。(しなくても良い)
6、次に、選んだ手札10枚に順位を付け、順番に並べます。
7、なぜ、その10枚を選び、重要なのかを順序や理由を家族や友人にどう説明するか考えてください。また「重要でない」カードの山についても、なぜ重要でないかを説明できるように理由を考えて下さい。
10、考えたこれらの理由を実際に家族や友人に話す時間を作って下さい。
以上がオリジナルルールになります。
では、やっていきましょう。
オリジナルルールでやるぞ
10枚引きました。ここでまず長考ですね。
「祈る」というカードが出まして、実はこれって大事なんじゃないかって考えています。
私は無宗教ですが、祈ることで自身を癒すことがあるのではないかと、プラセボの本から知ったからです。(前回ブログで書いていたりしています↓)
ちょっとやっていくと、「尊厳が保たれる」カードが場に出されてしまいました。これは大事です。尊厳が保たれない最期を想像してみると辛いです。ただ、尊厳が守られない状況でも良いとはどういう事か、それを考えることの方が深く考えられますね。失うものの方がよく考えられるのかもしれません。
また、していくと宗教や神に関するカードが引いています。私としては、祈る時間があればそれを誰かと話すことは重要性としては低いなと考えました。
また、やっていくと捨てられたのが「家で最期を迎える」カードです。これは考えさせられますね。病院や施設で働いてきたものの、家で最期を迎えたいという気持ちは高まっていただけに、家はダメなのかと。環境や自身の状態によっては家で最期を迎えられない方を多く見てきましたので、致し方ないことも思いながら悩ましい事案ですね。このルールの特徴である、諦めないといけないという選択は深く深く考えられるきっかけで、我ながら良いルールだなと思ったりしながら悩みました。
とりあえず最後までカードをめくりましたが、この時点で3日目かかりました。
場に出されたカードから1枚を選びます。失われた想像の中から復活するカードは君に決めました!「私の思いを聴いてくれる人がいる」カードです。
TOP5が決まりました
これで最終の10枚が選ばれました。その中でも私のTOP5を発表します!!
では第5位から順に理由を言っていきたいと思います。
第5位「私の思いを聴いてくれる人がいる」
私は今、やりたいことが色々とあります。このアイデアをとりあえずは誰かに聞いてもらってそれに賛同してくれる方がいれば、私はすこぶる嬉しいだろうなと思ったからです。
第4位「清潔さが維持される」
風呂は週に2回は入りたい。着替えたい。清潔なパジャマできれいな布団で寝たい。ただそれだけです。私にとってはかなり大事なことなんです。動けなくても良いから、きれいな布団で寝て死にたいです。
第3位「信頼できる主治医がいる」
まかせたいんですよね、最終的に自分の体のことは。自分の体のことについて悩みたくないんです。そのエネルギーと時間が嫌だなって思いましたからね。
第2位「呼吸が苦しくない」
苦しみたくない、ただそれだけです。苦しいとイライラしますからね。イライラしたら、周りに迷惑を不本意にもかけてしまうかもしれないのは嫌だからです。
第1位「不安がない」
不安をかかえてだけは死にたくない。安心して、楽に死にたいと思ったからです。この不安には自分自身のこともそうですが、家族や周りの方々に対しての不安もない最期を迎えたいと思っています。
あとがき
場に捨てるカード達は、致し方なく望めないもの達になります。これは自分にとってかなり考えさせられました。「家族と一緒に過ごす」カードが出た場合、私の最期にそもそも家族がいなかったらどうしよう。そもそも全員から嫌われていたらどうしよう。と悩みました。TOP5に家族関係が入ってなかった事は、その事もあります。望んでもない場合、諦める覚悟も必要だと感じました。(家族に嫌われないように大切にしようと再確認もしました。)
理想の最期を迎える為に
自分の親や配偶者が人生の最期に何を望んでいるか、そうだろうと思っていても直接聞けないと確信が持てません。「あれで良かったのかな・・・」という後悔は、残された私たちに一生つきまとってしまいます。また、自分の望む最期を迎えるためにも、自分が望むことをしっかりと伝えておきましょう。
また、大切な人が最期をどう望むのかも知っておく事は大切な事だと思います。
そのきっかけにもしバナゲームはいかがですか?
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あとは皆様、自分自身が健康になりましょう!
プラセボ(プラシーボ)効果とは?代替医療の正体を科学的視点から見てみよう。
血液クレンジング・水素水・ホメオパシー療法 世の中には効果が確かではないような代替医療が横行しています。
しかし、それには一定数効果があった方の報告もあり、すべての人が嘘をついているとも思えません。だからってこれらに効果が本当にあるのでしょうか?
「それってプラセボじゃないの?思い込みだよw(プラセボとプラシーボは同義であり、このブログ内では"プラセボ"で統一)」
「病は気から、気持ちをもてば病気なんて治る。」
果たしてこれらには科学的根拠はあるのでしょうか?
今回は科学ジャーナリストでもあるJo Marchant=著の
『「病は気から」を科学する』を参考にプラセボの効果についてみていきたいと思います。(これ絶版なのでプレミア価格 少しずつ値段上がっている本でございます)
※記載している内容は著書の一部であり、引用部と私個人の解釈を合わせて記載しています。
- ホメオパシー医療とは?
- プラセボ効果
- プラセボが起こる時、体の中では何が起こっているのか?
- プラセボだと分かっていても効果あり!?
- 痛みに対してプラセボができる事
- 人から受けるプラセボ効果
- 健康と社会的つながりの相関性
- 神は病を治してくれるのか
- 「プラセボ効果」の可能性に対して期待する理由
- おわりに
ホメオパシー医療とは?
まずは、代替医療の代表格である「ホメオパシー療法」についてみていきましょう。
ホメオパシーとは代替医療の一種であり、生物や鉱物などに由来する自然の物質を水で希釈し、それを砂糖玉に染み込ませたものを薬(レメディ)として服用します。自然由来なので、近代西洋医学に不安や反感を持つ人の間で支持されています。しかし、この"希釈"がハンパありません。10倍に希釈してさらにまた10倍に希釈してを繰り返し、最終的に10の60乗倍になる。
ということは1那由多の希釈です。
数字で表すと
1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000倍に希釈します。
これは、もはやただの水といってもいいでしょう。ただの水を砂糖に染み込ませているだけなのですから、効果も何もありません。
このことについて、日本学術会議は声明を出し、日本医師会及び日本医学会も賛同しています。
だけどもだけども、2020年になる今でも、ヨーロッパではホメオパシー療法は一般的な医療であり、日本でも「日本ホメオパシー協会」なるものがあります。
なぜ効果がないと言われたものが今でもあるのか?
一方的にホメオパシーに効果がないと言い切るのも科学的ではないのですが(ただの砂糖玉に水染み込ませいるだけのものだけど)
そこにはやはり、効果が確認できた方がいるからではないでしょうか。
ホメオパシーの効果については科学的に否定されています。
そこに効果があるのは、プラセボ(偽薬)です。思い込みの力が効果を生み出しているのです。
ちなみにプラセボ薬として売っているものもあります。
プラセボ効果
プラセボとは?
プラセボ(偽薬)とは何でしょうか?薬の開発時の臨床実験で、新薬とプラセボとを比較し、新薬の有効性を確かめたりします。
例えば、頭痛を抑える新薬を開発した時、頭痛のある方を二つのグループにわけ、片方に新薬、片方にプラセボ(ただの錠剤)を与えた時、二つのグループの頭痛の治り方に有意差がないと新しく薬とは認められません。
ただ、この時にプラセボの群の何割かにも効果が出たりします
眠れない方に、睡眠薬と偽ってラムネ菓子を渡したりします。グッスリ寝れたりします。
プラセボとは何でしょうか?どうやら
プラセボは効果がないわけではない という事です。
プラセボが効いた事例
自閉症を改善させたのはセクレチンなのか?
親は検査の際に"セクレチン"という消化管ホルモンの投与が影響を及ぼしたと確信した。その後も投与を医師にお願いし、その他の自閉症の子に良い影響を及ぼした。
200名に投与した結果、半数以上に良い結果をもたらした。
セクレチンを連続して投与することの安全性について十分でないことからも、臨床試験が行われた。無作為に2群に分けられ、片側はセクレチン、もう片側には生理食塩水が注射され、投与された。
結果は・・・2群において有意差はなかった。(1999年12月「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」掲載↓)
自閉症および広汎性発達障害の治療における合成ヒトセクレチン単回投与の有用性の欠如 | 日本語アブストラクト | The New England Journal of Medicine(日本国内版)
ここには「セクレチンの単回投与は自閉症に効果のある治療ではない」と記載されているが、実は両群ともに著しい改善を見せたのだった。
親の期待に対してただの幻想ではなく、客観的評価による数値が改善したとのこと。
直接的な効果が確認できない物が、結果として効果を及ぼしたという事例であります。
長年苦しめた腰痛
75歳のボニーは、キッチンで足を滑らせ背中から倒れ込み、背骨にヒビが入った。彼女はゴルフもしていた程活発出来だったが、そこからは背中の痛みに悩まされ、夜も眠れないほどだという。数ヶ月後、ボニーは椎体形成術と呼ばれる有望な外科手術の臨床試験に参加した。手術後、ボニーは病院から出た途端に具合が良くなった。「すばらしい気分だった」とボニーは言う。「本当に痛みが消えていた。ゴルフもまた始めたいし、したいことが何でもできたの」それから十年、背中の痛みのせいで彼女の行動が制限されることはない。椎体形成術がボニーの日々の入った背骨の問題を解決したのは間違いない。ただ、ボニーが知らないことがある。彼女が受けた手術は偽物だったのだ。
これはまさに痛みが、局所的な問題ではなかったという一例です。有名な先生に画期的な手術を受けたんだという思い込みが、痛みを取り除いたプラセボの例なのです。
腰痛の多くは非特異的腰痛(画像所見などでの原因が特定できない)と言われています。
痛みに関してはBPSモデルから見ないといけないことがわかる症例かもしれませんね。
BPSモデル
ノセボ効果の例
ビビハジェラ高校のある教室で、誰かがおかしな臭いがすると言い出した。少女たちは次々と吐き気とめまいに襲われ、気を失った。数時間のうちに、100名以上の生徒と教師が病院へ運ばれた。地元警察の広報官カリルラ・アセルは犯人に確信があった。「アフガニスタン人には分かっている。こんなことをするのはテロリストかタリバンだ。少女たちを脅し、学校へ行かせまいとしている。」
先のタリバン時代、少女たちが学校へ通うことは厳しく制限されていた。
今回は毒が使われたように思われた。アフガニスタンでこうした事件は多く、ビビハジェラ高校での出来事は、その年の六番目の事件だった。地域及び外国メディアは、犠牲者たちがストレッチャーで運ばれ、点滴につながれている、不安を掻き立てる映像を放映した。
ビビハジェラ高校の少女達の症状はすぐに消えた。何百個もの血液、尿、水のサンプルが検査されたが、結果はどれも異常なしだった。
この騒動の原因は、「集団心因性疾患」だったのだ。
プラセボ効果は体に良い影響を与えることを指しますが、このように心が体に悪影響を及ぼすことを「ノセボ効果」と言います。具合が悪くなるのではないかという、”恐怖心”が実際に体に現れたりします。”呪い”はまさに典型的な例であり、世界では黒魔術をかけられたと信じ込んだ人がどんどんと衰弱していったという例も珍しくはありません。
身近なことでは、健康診断の結果が悪いことを知って、急に調子が悪くなるとかもその類です。
実は薬の副作用もノセボ効果だったりもします。こんな実験がありました。
薬の副作用
イタリアの研究者たちが、心疾患にβ遮断薬アテノロールを処方された96名の男性を追跡調査した。ある群は服用している薬が何なのか知らされず、もう片方の群は薬について、「勃起不全が起こるかもしれない」と伝えられた。この副作用が現れた患者の割合は3.1%と31.2%だった。
私自身、花粉症ですが、薬を飲むと睡魔にいつも襲われます。それも実はノセボ効果ではないかと疑っています。
プラセボが起こる時、体の中では何が起こっているのか?
直接関係のない薬で病が治る、していない手術で痛みが消える、心の作用によって副作用に襲われる。その時、体の中では一体どのような反応は何が起こっているのでしょうか?
パーキンソン病にプラセボを使った例
パーキンソン病の方に脳スキャン画像を見てもらう。本物の薬を飲んだ場合はドーパミンであふれる画像が見られる。
本物の薬を飲んだと思ってプラセボを飲んだ場合、同様の結果が得られた。
また、信じる心が生理学的に本物の薬の効果と全く同じ反応を示した。
高山病を防ぐ例
高山病は酸素の欠乏によって起こる。症状はめまい、吐き気、頭痛などがある。
標高三千五百メートルの所で、ステッパーで運動している男性の血中酸素飽和度は80%(血中酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値。通常97〜99%)彼は15分ステッパーを踏むと酸素マスクをつける。ボンベは空なのに、彼は酸素だと信じたただの空気を吸うと楽になるという。
この時、脳内では産生されるプロスタグランジンの濃度は低下し、血管拡張状態が緩和されていた。(プロスタグランジンは酸素を細胞に多く取り込むための血管拡張作用などに関与 これにより頭痛、吐き気、めまいが引き起こされると考えられる)
血中酸素飽和度の数値は変わらなかった。
この結果から、脳内の物質への効果はプラセボで期待できる。しかし、流石に体内に十分の量が無い酸素を増やすことは出来ない。
痛みに対しての例
口腔外科手術後に強力な鎮痛剤だと言って、生理食塩水を注射した症例の3分の1以上が痛みが著しく緩和された。その後、エンドルフィンを阻害する薬ナロキソンを投与した所、痛みがぶり返した。
エンドルフィンとは脳内で産生される、天然の鎮痛剤として作用される分子。モルヒネやヘロインと同じ化学物質群に属す強力な脳内麻薬である。
これらの例のように、何の関係のない物を取り入れても、実際に体の中では信じた変化が起こるのです。
プラセボだと分かっていても効果あり!?
ここまでの話は「本物だと信じて」に対しての効果でしたが、普段試そうとしても、倫理的に難しい場面も多いと思います。
しかし、ただのラムネと分かっていたとしても効果があるとしたら。
過敏性腸症候群に悩まされていた例
胃腸外科で薬を渡された時の説明が「この薬は有効成分が一切入っていないプラセボです」と説明されて1日に2回カプセルを飲んだ。馬鹿げていると思いながらも、切羽詰まって従った。すると、驚くべきことに数日後から効果が現れ、症状が治ったという。
過敏性腸症候群はストレスや不安などが原因とも言われています。そう言った面で効果は高かったのかもしれません。この他にも、うつ病や偏頭痛の方に対しても、同じようにプラセボと分かって服用しても効果が現れたとの報告もあるようです。
痛みに対してプラセボができる事
痛みとは傷など患部にのみ問題があれば、そこが治れば痛みも消えてしまうのが自然です。しかし、傷が治らない場合や、患部自体に問題がなくても痛みが消えないことが多くあります。それらに対し、プラセボの効果が非常に有効であった事例がありますので、紹介いたします。
バーチャルリアリティ(VR)を使った痛みのコントロール
サム・ブラウン中尉は体の大部分に第三度熱傷を負っていた。皮膚全層熱唱とも呼ばれる第三度熱傷は、皮膚の全ての層を破壊する。何度も手術をし、毎日壊死組織を看護師たちが洗い流した。それは、もう一度焼かれるような痛みだった。理学療法士によるリハビリが始まると、瘢痕組織を引き延ばし、引き裂かれ、今まで以上の痛みを彼は味わうこととなった。
過酷な創部ケアと理学療法を乗り越えるために多くの火傷患者は医療分野における最大量のオピオイド鎮痛剤を投与される。安全投与料の上限まで使用しても、苦痛に喘ぐ患者は多く、さらに長期間使用すれば依存性になる危険がある。
米国ではオピオイド処方薬の世界供給量80%を消費している(世界人口の5%に満たない国が)2012年までに、処方薬の過剰摂取で毎年1万5千人のアメリカ人が、死亡している。依存性のある鎮痛剤の処方量をどんどん増やすのではなく、別の方法があると主張する研究者もいる。彼らが活用しているのは、薬の量を減らし、痛みを緩和する「幻想の力」だ。
疼痛実験ラボでは身体の一部に急速に熱を加え痛みを与える装置で実験が行われた。痛みと不快感の数値が10段階のうち6を示した所、ズキズキする灼熱感、これが実験で使用する温度となる。VRゴーグルとヘッドホンをつけ雪の世界で雪だるまとペンギン相手に10分ほど過ごしている間に、3度温度を先ほどよりあげた。その後スコアをつけてもらうと、痛みは6→5、不快感は6→2へと劇的に下がった。「脳が意識的に何かに注意を向けられる能力は決まっている。注意を向ける対象は選ぶことができる」このラボの責任者である麻酔医サム・シャラるは言う。
このVRの世界(スノーワールド)をブラウン中尉を含む12名のブルック陸軍病院の兵士を対象に臨床試験を行なった。理学療法中にスノーワールドに没頭すると、最悪の痛みのスコアがそれなしのセッションと比べ、二段階近く下がった。痛みについて考える時間の割合は、76%から22%に下がった。通常の理学療法に対する評価は「全く面白くない」だったが、スノーワールドを併用した場合の評価は「とても面白い」だった。
催眠療法で痛みを和らげる
心理学者デビット・パターソンは30年間、熱傷患者と外傷患者に取り組みながら鎮痛剤以上に痛みを和らげる非薬物的な方法を探してきた。スノーワールドには短時間の大きな効果があるが、ゴーグルを外した途端、それは消えてしまう。そこでパターソンが更に研究しているのは、催眠術によるポジティブな暗示によって、より長い時間、痛みを軽減させ、回復を支援する方法だ。
重い熱傷を負った60代の男性患者が創部ケアに非常に苦しんでいた。パターソンはその患者に催眠術をかけてみた。創部ケアの時間に、看護師たちに肩を触れられると、男性がトランス状態に入るという内容だった。看護師たちは驚いた。創部ケアの時間に肩を触ると、患者はなんと眠り込んだからだ。その後、脳スキャンにより、催眠術による痛みを和らげる暗示が、痛みの知覚に関連する脳の領域に影響を与えることが明らかになっている。そして、いくつかの小規模な無作為化対照試験により、従来の治療に催眠術を加えることで、幅広い疾患における慢性及び急性の痛みが著しく軽減させることが示唆されている。
信じられない内容かもしれませんが実際に起こっている内容です。これらが示す多くのことは、痛みを起こしているのは、問題のある箇所そのものではなく、脳による身体部位の認識の仕方だということです。
人から受けるプラセボ効果
薬だけではなく、医師や治療者からの影響も私たちは受けやすいのです。
こんな研究がありました。
過敏性腸症候群の患者262名を対象に行なった試験。治療を受けない群と礼儀正しいが無口で冷淡な治療者からプラセボ治療を受けた群、心優しく思いやりのある治療者からプラセボ治療を受けた群。
実験後に「十分な軽快」があったのは、
治療を受けない群 28%
礼儀正しいが無口で冷淡な治療者からプラセボ治療を受けた群 44%
優しく思いやりのある治療者からプラセボ治療を受けた群 62%
この62%という数字は、過敏性腸症候群を対象に行なったあらゆる治療の中で、最大レベルの効果だ。
この結果から、治療者と患者とのやりとりは、大変重要であり、効果に直接的につながる事が示されました。 安心でき、信頼できる事が治療にあたっては、大変重要なのです。
健康と社会的つながりの相関性
健康とは病気にならずに寿命が長い事とすると、それに対するエビデンスは食事が一般的にあります。
それ以外の方法として社会とのつながりが健康と相関があるとしたらどうでしょうか。
長寿の秘訣は家族との絆
コスタリカ北西部にあるニコヤ半島は、地球でも特に美しい場所の一つだ。そこに住むニコヤ人たちは平均寿命が長い事で注目を集めている。一般的に長生きするのは豊かな国の人たちだが、ここはそうではない。幼少期の感染症や偶発事故を生き延びれば、極めて長生きすることがわかっている。長寿の決定的要因は見つけられずにいた。もちろん遺伝子レベルでもない。ニコヤの人たちが他の土地へ転居すると長生きしないからだ。
他のコスタリカ人と比べてわかってきた違いがある。それはニコヤの人達に独り暮らしは少なく、子どもと毎週会う傾向が強い。また、家族に対する心理的愛着が非常に大きい。たとえ貧しくても、強い社会的な絆が彼らの若さを(テロメアを長く)維持させているのだ。
子どもと会う機会を増やせば健康寿命の延長が図れるとしたらどうでしょう。あなたが親と会うだけで健康にさせている。逆を言えば、あなたが親と会わないだけで親を不健康にさせているようにも考えられます。週に一回顔を見せてあげてばどうですか。
つながりが健康長寿の鍵
1950年代、ミシガン大学の疫学者ジェームズ・ハウスが都市全体の健康を追跡する調査を行った。1982年に追跡調査の結果、衝撃的な発表をした。年齢など危険因子を調整したあと、社会的なつながりや活動が少ないと答えた成人は、今後10年間に死亡する傾向がおよそ2倍になった。
社会からの孤立は、肥満、運動不足、喫煙と同じくらい、健康に害を及ぼすと発表された。
2010年、米国の研究者たちは、30万8千名以上を追跡した148件の研究を分析し、強い社会的な絆がなければ、あらゆる原因による死のリスクが2倍になるという結論を出した。
コミュニティが重要視される昨今、人は本能的に誰かと一緒にいる事を求めているのだと思います。それは何より健康を左右する大きな要因である事が、この事から言えるのだと思います。↓こんなニュースもありました。
孤独から生じる脳の変化
孤独が健康に影響を及ぼす事はわかったと思いますが、体にはどのような変化を及ぼすのでしょうか。
脳スキャン実験から以下の事がわかりました。
周りから拒絶されたり、疎外感を抱いたりすると、体に痛みを感じた時と同じように脳内のある領域が活性化する。
孤独を感じると人は、痛みと同じストレスが脳内にかかり続けるということです。また、慢性的な孤独は、社会的交流を否定的に捉え、他者を信頼することなく、厳しく評価する傾向があり、悪循環に陥りやすくもなります。
また脳内の変化だけでなく孤独はDNAにまで伝わるといいます。それはなんと免疫系にまで作用するという事です。
孤独は傷を治し、繋がりは免疫力をあげる
数年間孤独を感じてきた8名と、良い友人を持ち、社会的な支援を受けていると答えた6名の血液サンプルから免疫系白血球に焦点をあて比較した。孤独な人たちの発現が亢進された遺伝子の大部分が炎症に関与し、発現を抑制された遺伝子の多くが抗ウイルス反応と抗体産生に関与していた。社会的つながりのある人たちはその逆であった。
孤独の方は傷を治すことに力を注ぎ、社会的な繋がりの方は免疫系をあげる。これは理にかなった進化と考えられている。なぜなら、孤独な方は的に襲われ、身体的な攻撃を受けるリスクが高く、社会的つながりのある方はウイルス感染にみまわれやすい。ただ、現代社会では炎症系の遺伝子が活性化することは慢性炎症になりやすく、ウイルス感染や顔にも罹りやすくなってしまう。
社会的なつながりは免疫力を上げている可能性があるということです。風邪予防には孤独じゃないことも大事なのかもしれません。
「必要とされる」ことが高齢者を長生きさせる
イクスペリエンス・コープスというプロジェクトの中に、高齢者たちに週15時間、貧困地区の小学校で子供が本を読む手助けをするボランティアをしてもらった。その際に高齢者には「あなた方が必要だ、あなた方の知恵と経験が欲しい」と訴えた。その年度中通ってもらったが、様々な変化を高齢者たちにもたらした。脚力は向上し、認識能力検査の成績も上がり、前頭前皮質の活動も増えた。また、海馬も拡大していたという。
高齢者のケアの仕方について、できない事を手助けするのではなく、その能力を活用にする事で、高齢者を若返らせ健康にするのではないか。
役割を与え、社会との繋がりを持つことが何よりも健康の秘訣なのかもしれません。
いくつになっても働き続ける事が自分の体を若く保つことにつながるのではないでしょうか。
ニューヨークタイムズの中でも以下の記事が紹介されていました。
神は病を治してくれるのか
宗教と病の関係については昔から多くのことが言われています。
キリストは多くの人を病から救ってきしました。信仰深く、お布施を多く納めてきた方がガンから救われたという話もあるでしょう。一方何の信仰も持たずとも元気で長生きしている人もたくさんいます。
果たして、信仰は何の根拠もないものなのでしょうか?
もともと信仰深い人は飲酒や喫煙をしない方も多く、食事は質素であり、健康的な生活をしている方が多いです。それもあって健康的に見える部分もあるかもしれません。そういった意味では信仰心は健康に大きな影響を与えていると言えます。
また、神を信じることでストレスレベルを下げることもあります。しかし、信じた神に見放された瞬間にストレスレベルが上がることもあります。ストレスはご存知の通り、健康への影響は大きくあり、信仰心が与える影響は表裏一体なのです。
しかし、これらだけではない心身への影響が宗教活動にはあるのです。
宗教儀式がもたらすもの
宗教には祈るなど、儀式的なことがあります。この行動はたとえ1人で行ったとしても、他者との繋がりがそこにはあります。上で述べましたが、人との社会的つながりは健康寿命に関わります。教会など同じ場所で同じ時間を共有することは、大きく強い繋がりを生みます。それが心身への影響を及ぼしているのだと思います。
病気や障害を持った人が求めているもの
上記のような内容はあるものの、宗教が科学的に病を治すとは言い切れません。むしろ、治ったという方は極々一部であり、多くの方は病は治りません。しかし、それでも多くの人は信仰心を断つことはなく、一生涯祈り続けます。そこにはどのような心的状況があるのでしょうか。
皆様は「ルルド」という場所をご存知でしょうか。フランスの小さな町ルルドには毎年500万人以上の人たちが魂と体の癒しを求めてやってきます。詳しくは↓どうぞ。
そこに通う人たちの興味深い話があるので紹介いたします。
重度の障害を持つ2人の子の母親はこう言う。
「隣人たちは、2人が愛に満ちた人間だとわかってくれません。ただ、車椅子だけに目を向けて。でも、ここでは、みんながあの子たちを歓迎し、愛してくれます。」
また、母親自身も救われているという。「家にいる時はどこにも行けません。二台の車椅子を同時に押せないから」巡礼の時が叶女の唯一の休暇なのだ。「ここ以外に私の人生はありません。ここではひとりの人間になれるんです。子供たちの誕生以来、誰からも存在を忘れられて。でも、ここにいる時は、自分で自分の存在を感じられます。マリア様が私の存在に気付いてくださっているんです。」
彼女曰く、ルルドから帰るときには肩の荷が降りているという。
肉腫を持つ47歳の女性に話を聞くと、「故郷ではミサなんて単なる儀式みたいなもので、誰も本気にしていない。でも、ここでは見せかけじゃない。まるで何千人もの人たちが、あなたが元気でいられるように祈っている感じね。」
また、どの巡礼者も言っている事がある。十代のヘルパーから上級医師にいたる、ここのボランティアたちが与えてくれる気遣いと支援のことについてだ。誰もが敬意を持って扱ってくれると。
ここでは、病人も健康な人も、誰もが平等であり、故郷で何をしているかは関係ない。
病人や障害を持った方は、その瞬間にそういった目で見られてしまいます。診断結果による判別をされてしまうわけです。人々は病人や障害を持った方々を個人ではなく、枠組みをつけて接することになるのです。この事が精神的なストレスや孤独感を感じさせてしまい、病気とは別に人々を不健康にさせているのかもしれません。
「プラセボ効果」の可能性に対して期待する理由
プラセボの大きなメリットは薬を減らせることです。
薬には期待する効果の裏に副作用があります。
効果の高い薬や難治性の病に対する薬には劇薬と呼ばれるものもあり、
副作用によって苦しめられる方も少なくありません。
また、薬に対する耐性もでき、長い期間服用すると、薬の量は増えてしまいます。
そういった方へ、薬を減らす。または服用しなくても高い効果を示す事が、健康にとっては良いのです。
(「薬は飲まくて良い!」とは言ってません。必要な薬は最低限にしましょうという事です。)
薬を減らす事は医療費の削減を意味します。今まで紹介してきた内容(具体的なプラセボ効果を引き出す方法)が世に広まらないのは信憑性とは別に、大きな力が働いているとしたら、、、。信じるか信じないかはあなた次第ですと最後に言い残しておきましょう。
おわりに
医療において、私は根っからのエビデンス医療派であり、現時点で最も科学的根拠のある標準医療が適切だと思っています。
しかし、代替医療においてはその付き合い方を、しっかり考えて使う事は今回”あり”だと考えを改めています。
心が体に影響を及ぼすことは、間違いありません。問題なのは、従来の治療を拒み、代替医療を選び、体に悪影響を及ぼしていることや死亡する方は今でも多くいます。
ここに私は悪意のある無しは関係ないと思っています。何を信じるかは個人の自由かもしれません。しかし、それを人に勧めることによって、間接的に人を殺めているという事実もあるのです。
これを読んでいるあなたは、代替医療などの健康情報には批判的に受け止め、自分の力で考えること、そして自分の脳と体を信じること(つづけても効果がない、またはかえって辛くなるなど)を強く強くお勧めします。
参考図書はこちらです↓
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あとは皆様、自分自身が健康になりましょう!
【ココナラ】脱三日坊主!継続の応援をお願いしてみたよ!
みなさまココナラは知っていますか?
「知識・スキル・経験」を気軽に売り買いできるスキルマーケットがココナラです。
最近はCMでもやってたりしますが簡単に言うと↓になります。
自分の得意を「買う」のも「売る」のもできる
今回はブログを2ヶ月以上も書いていなかったので、
「何かを続けたい方に10日間100文字応援致します」
脱三日坊主☆モチベーション維持やペースメーカーにご活用下さい
を購入して、ブログの継続とついでに筋トレの継続を試みてみました!!
その様子をご報告いたします。
2ヶ月もサボっていたブログは書けたのか??結果はいかに!?
目次
まずは会員登録だ!
ココナラを今回初めて会員登録してみました。やり方は至って簡単です。
⭐︎ココナラにまずはアクセスしましょう↓
3ステップとは
①メールアドレスを登録
②ユーザー名やパスワードなど登録
③メールを確認しクリック
と簡単ですぐにできます!
今回は継続をお願い
「三日坊主」「継続」と検索して良いのないかなと検索してみました。
色々ありすぎて迷いますが、とりあえず⭐︎が満点で高評価の出品者を見つけました。
10日間で1000円の商品でしたが、300円OFFクーポンが大体いつもメールで送られてくるので、それを使って700円で購入してみました。
決済に関しては「クレジットカード」「コンビニ決済」「キャリア決済」などが選択できます。
出品者はこの方です。
継続の他にも様々なサービスを出されていました(2020年2月1日現在)
サービスはココナラのトークルーム内で行います。
スマホであればココナラ専用アプリもあるので、そちらからでもできます。
やりとりの内容(一部)
ここからは実際のやりとりの一部を紹介していきたいと思います。
はじめに
今回の依頼は継続です。出品者から「購入のお願い」として、まずは↓にある内容を送りました
【必須】 最初に何を続けたいのか教えて下さい。
例:英会話の勉強、ブログの更新、禁煙、早起き、ダイエットなど
【任意】 具体的な目標設定を教えて下さい。
例:毎日30分続ける、1日1記事更新する、6時までに起きる、1日1駅歩くなど
※必須ではありませんが、具体的な目標が分かると応援しやすくなります(^^)
【任意】続けたい理由を教えて頂くと、100文字の内容をそれに沿ったものに出来るので
より継続する効果が高いようですのでお奨めです。
例>
健康のため、ダイエットのため、老後のため、村上春樹さんに憧れてなど
※強制ではありませんし、真実を書かなくても大丈夫です。
【注意】サービス開始から10日でサービス期間は終了となります。
メッセージを頂きましたら、24時間以内に返信いたします。
と言うわけで、私はブログと筋トレを決意したわけです。
目標を伝え、返信をいただきました。
サービス開始からは10日間と言うわけなので、すぐにスタートではなく、自分の好きなタイミングで始められます。(ここから3日後に始めました)
そこから毎日更新は正直難しかったのですが、アドバイスをいただき、完成しなくても少しでも毎日記事を書くことにしました。
2ヶ月もサボっていたのに、毎日パソコンに向かうことができたのです。(1日できなかったんですけどね)
筋トレは部位別に毎日する事を目標とし、今まで3日坊主が10日間続けることができました(1日できなかったんですけどね諸事情で)
使ってみた感想
思った以上に効果的だった。
今まで、気の向いた時にしかブログを書きませんでしたが、この10日間はほぼ毎日パソコンに向かうことができました。
なぜこんなサボり癖の私が10日間も継続できたのか。
それにはいくつかの理由があると自分なりに分析します。
ちゃんと見てくれて褒めてくれる
ブログを書く際にモチベーションのアップに一番繋がるのは誰かにみてもらっているという事です。
1日目の返信が↓のように頂けました。
中身を読んでくれて、感想までいただけるとは驚きです!
記事のURLを添付すると、読んでくれて感想も頂けるので、素直に嬉しく思ってしまいます。
これでやる気は爆上げです。
ちなみにその際の記事はこちらでした↓
締め切りに追われる感覚
毎日経過を報告するので、追われている感覚はありました。毎日丁寧に返信をいただけるのに、何もやっていないと申し訳ないなという気持ちにもなります。裏切ってはダメだというような。
自分自身に対してはどうしても甘くなってしまうので、このように第三者に協力してもらって、締め切りを設けるというのはかなり有効的だと実感しました。
できなかった時にかけてくれる名言の言葉
6日目に何もできなかった時がありました。用事も重なって、ちょっとサボってしまったわけです。それを報告するとこのような返信がきました。
この時にマーク・ザッカーバーグの名言
「完璧を目指すよりまず終わらせろ」
この言葉で私自身の弱点を気付かされました。
いつも完璧を求めて、考えすぎてしまい、行動に移せていなかったことに。
ここからは、ここに書かれているアドバイスとも併せ、少しずつでも、完璧でなくても、行動する事を心がけて行うことができました。
結果
ブログはこの記事を含め4記事、筋トレも同様に1日を覗いて行うことができました。
やってみて良かったのは、少しでもいいから前進する
私の場合は、完璧にこなしたく、一気に終わらせようとしてしまっていたので、この事を得られたのは貴重でした。
継続の力もそうですが、自分自身その為に何が足りなかったのかも気づかせてくれるような内容でした。
継続すること
アイデアを思いつく人が1万人いたら、実行する人は100人であり、それを継続できる人は1人だそうです。
この1万分の1人になるために、このようなサービスを使ってみてはいかがでしょうか?
また、継続を応援するサービスの出品者になろうかな?や他の様々な自身の「得意」を販売するのもいいかもしれませんね。
あなたなら何の「得意」を売りますか??
こんなことでも売れるのかな?と不安な場合は一度検索してみると、あると思いますし、案外需要はあるものです。一度ココナラのサイトから見てみてはいかがでしょうか?
販売の登録も同じですので↓から一度覗いてみてください。
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エビデンスの意味とは?EBM・EBPTって?学び、情報を収集し、活用せよ!!(③活用)
エビデンスを学んで理解し、うまく情報を集め、活用することで、今よりもずっとより良い医療が提供できると私は考えます。EBM・EBPTについて
3つのセクションで行う第1回目は「学ぶ」2回目は「収集」
三段跳びの最後ジャンプにあたる
第3回目は「活用」です。
「エビデンス」をどうやって使うか。
あなたはエビデンスを、使ってアプローチしたことありますか?
目次
EBPTの実践手順
前回の予告で説明しましたが、EBPTの実践手順は理学療法士協会に載っている内容に沿って説明していきたいと思います。(少しわかりやすいようにまとめてみるよ)
まずエビデンスを使うプロセスとして、5つのステップがあります。
1、患者の臨床問題や疑問点の抽出と定式化(PICOの設定)
2、それに答えることのできるエビデンスを検索する
3、エビデンスを吟味する
4、患者に得られたエビデンスを適用する
5、結果を評価する
求められる結果が得られるまで1から5を繰り返し行います。
一つ一つ詳しく見てみましょう。
1、患者の臨床問題や疑問点の抽出と定式化(PICOの設定)
定式化とはなんでしょうか?
日々、臨床では様々な疑問が浮かぶと思います。「どんな問題点があるだろうか?」「どんな方法を行おうか?」「どれくらいの期間行ったらいいのか?」「どれくらい良くなるだろうか?」様々な疑問が思い浮かぶと思います。
そこから臨床経験に基づいて、「とりあえず」可動域訓練と筋トレから始め、歩く練習をするような事、多くありませんか?
それだけで良くなる(ように見える)事もあるかもしれませんが、自然回復かもしれませんし、それが最善の介入方法だったのかには疑問が残ります。
どうすれば良いのか?
まずは、患者の問題を明確化します。そこから具体的介入方法を選び、効果についてのエビデンスを調べていきます。
それには「PICO」を用いて定式化していきます。
P:Patient(患者)、Participate(参加者)、Probrem(問題)
どんな患者で、どんな問題点があるのかを評価し、考察します。
I:Intervention(介入)
どのような介入が効果があるのか、具体的介入方法になります
C:Comparison(比較対象)
Iに対しての比較するものを当てはめます
O:Outcome(転帰、結果)
求めたい効果の事になります
リハビリにおいては患者は広範で複雑な構造の障害を持つ人を対象としますので、適切な評価を行い、問題を明確化しないといけません。できるだけ調べたい内容をPICOに組み込む必要があります。
第1回 「脳卒中右片麻痺者の歩行」 - 公益社団法人 日本理学療法士協会
↑EBPTワークシートの例では
P:発症後2ヶ月経過し歩行に解除が必要である脳卒中右片麻痺患者
I:部分免荷トレッドミル歩行練習
E:免荷なしトレッドミル歩行練習
O:バランス能力、歩行速度・距離の向上が図られるか
となります。
2、それに答えることのできるエビデンスを検索する
エビデンスの検索方法については「②収集」に記載していますので↓をご参照ください。
診療ガイドラインがエビデンスとして使えるかというと、そうではありません。
あくまでガイドラインもエビデンスを集約しているものの一つですので、エビデンスを検索する段階で使用するものです。ガイドラインを使う際にも、基本的にはEBPTの手順に沿って行う必要があります。
3、エビデンスを吟味する
患者に適用する前に吟味する必要があります。批判的に。
コクラン共同計画にあるものなど、信頼できる機関による二次情報の場合はこのステップはとばしても良い。
一次情報を利用する場合には吟味する必要があります。
- 研究デザインのレベルの高さ
- PEDro scale等の批判的吟味の基準の程度
- 症例数は十分に多いか
- 対象者の85%以上が介入効果の判定対象となっているか
- 脱落者を割り付け時のグループに含めて解析しているか
- 統計的解析方法は妥当であるか
- 結果と考察との論理的整合性が認められるか
- フォローアップは十分に長く行われたか
- 臨床的アウトカムが評価指標(エンドポイント)とされているか
- 理学療法の介入によるマイナスの影響についても報告されているか
ここは論文が解決の根拠になるか、重要な点になります
4、患者に得られたエビデンスを適用する
吟味して得られた内容が、目の前の方に当てはまるかを検討し、実際に患者に適用します。
ここで重要な点は以下になります。
5、結果を評価する
ここでは患者に適用された介入方法の有効性を評価します。長期的な変化を見据えていくことが重要なポイントとなります。
特に、身体機能における数値的な変化ではなく。そこから退院後の日常生活、QOLなど患者の生活にとってどれだけの効果が与えられたのかを考えることが大切になっていきます。
EBMの実践例
EBPTワークシート - 公益社団法人 日本理学療法士協会 には多くの事例が載っています。これらを参考にすると大変わかりやすくなっています。
また、実際の報告が明石医療センターに載っていました。
「高齢者の誤嚥性肺炎において絶食管理は予後を悪化させるか」
はかなりわかりやすく実践例を解説してくれています。
是非見てください↓
最後に
エビデンスは今後より質の高いものが蓄積されるでしょう。それを基に行うEBM・EBPTは好き嫌いとは関係なく、重要になってくるでしょう。
患者も知識を簡単に得られるようになった現代、根拠のあるか理学療法が当たり前に求められるようになると思います。今でも、「それは何の為にするのですか?」「テレビでこんな方法見たんですけどやってもらえませんか?」など聞かれることもあると思います。そこに対してしっかりと根拠を持って答えられるかどうかは信頼関係にも繋がります。
まずはエビデンスとなる論文を探して読むことから始めてみましょう。日本語論文ではなく英語論文を読む必要が大きくなってきます。英語のほうが情報も最新であり、何より情報量が多いからです。最近はGoogleなどの翻訳精度は高くなっていますので、翻訳したものを読むのである程度意味は理解できると思います。とにかく論文を多く探して、見て、日々の臨床に役立てていければと思いますね。
今のところはなかなかこういった方針ではない、勉強できないなどで、勉強できる環境を求めるのであれば、転職をオススメします。
知りたくない??↓
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エビデンスの意味とは?EBM・EBPTって?学び、情報を収集し、活用せよ!!(②収集)
エビデンスを学んで理解し、うまく情報を集め、活用することで、今よりもずっとより良い医療が提供できると私は考えます。EBM・EBPTについて
3つのセクションで行う第1回目は「学ぶ」でした。
三段跳びであれば、ステップにあたる
第2回目は「情報収集」です。
「エビデンス」をどうやって調べるか。
あなたはエビデンスを、どれだけ検索できますか?
目次
エビデンスの質
論文を何でもかんでも参考にすれば良いわけではありません。
論文の中の研究手法にも様々な種類があります。1人の対象者に対し、介入前後を比較した事例研究から、何万人と無作為に選び出して介入した方と介入していなかった方を比較する無作為比較試験
まずは論文における、研究デザインの種類を見ていきます。
種類は以下となり、順にエビデンスの質は高くなっていきます
①専門家の意見(研究データの批判的吟味を欠いたもの)
②事例集積研究
④準実験
⑤1つ以上のランダム化比較試験(RCT)
そこに加えて一番質が高いとされるものが
⑥RCTの系統的レビュー(メタアナリシス)
1つずつ見ていきましょう。
①専門家の意見(研究データの批判的吟味を欠いたもの)
これは最も質の低いエビデンスにあたります。経験に基づいた主観的な意見のことを言います。
どれだけ権威があり、経験が臨床景観が豊富であろうと、データのない物には疑ってみないといけません。
人間は誰しもバイアスがかかり、事実とはかけ離れたものを信じてしまっている可能性があるからです。
特に確証バイアスは自分の都合の良い情報ばかりを意識的あるいは無意識的に選り好みしてしまいます。
記憶バイアスにより、都合の良い記憶(良くなった事例だけで悪くなったものは忘れる)が蓄積され、関連性の錯誤により、誤った因果関係を想定してしまう事が挙げられます。
例えばの話をします。(例ですので完全なるフィクションです)
私は長年、理学療法士で患者を見てきた。
肩こりで悩む患者の共通点を見つけた。
それは背筋の弱さだ。
共通して背筋が年齢の平均値より弱い。
肩こりの患者に数週間、背筋のみを鍛えれば、肩こりは皆よくなるのが、何よりの証拠だ。
なんて事を言う方がいたとします。
背筋の弱さ→肩こり と言う因果関係を示していますが、
・全身の筋力の低下なのかもしれません。
・運動習慣がない事なのかもしれません。
・ライフスタイルのせいなのかもしれません。
・ストレスによる姿勢の変化なのかもしれません。
背筋だけに着目して因果関係を示そうとしていますが、その他の要因を見ていません。
ただし、これは最も臨床家が陥りやすい罠の一つであり、たまたまの要因を全てだと言い切ってしまうのです。これが関連性の錯誤になります。
また、背筋トレーニングのみを行って改善したとありますが、
・健康に意識した患者のライフスタイルは大きく変わったかもしれません。
・プラセボの効果もあるかもしれません。
・ただ、時間の経過と共によくなっただけかもしれません。
・他に実は何かしていたのかもしれません。
このように、どれだけ経験豊富でも、データがないと、真実は見えません。
ですので、エビデンスの質は一番低くなります。
②事例集積研究
事例研究(case study)を集めたもの、これもまた質の低い研究になります。事例研究は①と同様にバイアスがかかりやすく、それをいくら集めたところでデータとは呼べないからです。行ったこと以外の要因が結果に影響を与える可能性が事例研究では否定できないからです。このようにその他の要因が結果に影響を及ぼす事を交絡と言います。第三の要因が絡むため、因果関係を示せないのです。この為に、何百と事例を集めたとしてもこの交絡がある為にデータにはなりません。
その為にエビデンスの質としては低くなります。
③観察研究(コホート研究 ケース・コントロール研究)
観察研究とは研究者が研究参加者に直接的に介入しない事が特徴です。
コホート研究
例えば、現在運動習慣のある群とない群にわけ、追跡調査し、認知症罹患率を比較するような研究です。
タバコと肺がんの研究はこうですね。タバコを長年にわたって吸わせるような実験は無いと思います。
ケース・コントロール研究
コホート研究とは逆になり、例えば認知症の人と認知症でない人の過去を調べ、その違いから認知症に影響を与えているものは何かというものを調査する研究です。
肺がんであれば、そうで無い人と喫煙率の差があるか調べるといったことになります。
これらの研究は直接介入しないのでバイアスはかかりにくいように見えます。
しかし、発見された要因と結果とには相関関係があるかもしれませんが、他の要因では無い事が言い切れない為に、因果関係があるとは言い難くなります。
その為にエビデンスの質としては低い部類になっています。
④準実験
ランダム化していない臨床実験をまとめて準実験と呼びます。
前後比較研究
参加者の一群に向かって介入を行い、その前後を比較する研究を前後比較研究と言います。
例えば100名の参加者を募り、FFD(指床間距離)を下腿三頭筋の静的ストレッチを2分間行う前後での比較を行ったとします。
前後で有意差があれば、効果があると言えるように思います。しかし、研究に参加するという意欲などの性格面や、もともと柔らかいなど自信のある人、他にも何らかの共通する傾向があるのかもしれません。
また観察者期待効果(ホーソン効果)によって、見られている意識によりパフォーマンスの向上があるのかもしれません。
これらの懸念は拭きれないのです。
不等価2群比較デザイン
参加者の希望によって2群にわけ、希望した群に介入を行うような研究デザイン。
これも前後比較試験と同様に、様々な見えない要因が絡んできてしまいます。
その為に、エビデンスの質としてはやや低くなってしまいます。
⑤1つ以上のランダム化比較試験(RCT)
ランダム化比較試験とは研究参加者をランダムに2群にわけ、一方に介入を行い、他方には何も行わないか、別の比較対象とする介入を行う研究デザインです。
両群の変化を比較することで、介入の結果であるとかなり高い確信を持って結論する事ができます。
ここで何名を対象にするか(サンプルサイズ)は重要な部分であり、多ければ多いほど良いというわけではありません。
介入によって生じる「差」、つまりは効果が小さいと予想されるときには、その効果を検出する為に大きなサンプルサイズを必要とします。サンプルが小さいとサンプル間の誤差に効果が埋もれてしまうからです。逆に根拠もなく大きなサンプルを使うと、効果がないのに「有意差あり」の結論が出てしまいます。
このサンプルサイズを計算するには
①予想される効果量
②有意水準(α=0.01または0.05 が通例)
③検出力(0.8または0.9 その確率を80%にするか90%にするかあたりで問題ない)
この3つからサンプルサイズは計算されます。
研究で統計を用いる方は
統計解析ソフト Stata 16 | ライトストーン とか使ってるんですかね。
あとランダム化では研究者も誰が介入を行ったか分からないようにする二重盲検化などを行い、ホーソン効果やその他バイアスの影響を極力減らしていく手法もあります。
エビデンスの質としては高くなります。ただし一つの結果として、それだけを参考にするのは間違っている可能性も否めません。
⑥RCTの系統的レビュー(メタアナリシス)
様々な研究者によって行われたRCTなどの質の高い研究を持ち寄って統合するための統計的手法を、メタアナリシスと呼びます。
メタアナリスでは単一ではサンプルが小さく有効性が示なくても、統合することで有効性が示せることもあります。
しかし、一時研究で効果の無いものは公表されずにあることも多い為に、効果のある結果だけを集めた場合には、間違った結果が出ることもあります。その辺も注意しないといけない部分ではあります。
現在、最も質の高いエビデンスにあたります。
研究の手法で質が決まる
研究の方法で質が決まるということは、どれだけバイアスが取り除かれているかということです。EBM・EBPTにおいてはRCTやRCTの系統的レビューによって得られた知見を用いるのがベストです。
しかし、これらの報告はまだまだ少なく、目の前の方と重なるかと言われると、そのほうが珍しいかもしれません。どうやって使うかは、次回に書いていきたいと思います。
また、研究されている方で、事例研究だから意味ないとかではありません。事例研究の報告が重なれば、そこから準実験やRCTへとつながります。
臨床での研究が、これからのエビデンスを作っていくことは間違いありません。意味のない研究など、ないと思いますので、誤解のないようにお願いいたします。
さあ調べてみよう
研究の種類、エビデンスの質がわかったところで、実際の検索方法について説明していきます。
私が学生の頃は図書館の雑誌を探して、コピーしたものです。図書館のコピー機は10円だったのに対し、近くの小さな本屋は5円であり、永遠とコピーして店主ときまづい感じであった事を思い出します。
Google翻訳も訳わからん言葉を並べて、ブン殴ってやろうかと何度も思いましたが(冗談ですGoogle先生)、今やかなりの精度であり、英文献も探しやすくなりました。(英語の文献は日本語の何十倍の量)
余談は長くなりましたが、ネットで無料で調べられるもので、ある程度は十分かと思います。
それらを紹介していきたいと思います。
コクラン共同計画
エビデンスを検索する際にまず最初に当たるべきはコクラン共同計画になります。
信頼性の高いRCTなどの系統的レビューが検索できます。
全文見ようとすれば有料になりますが、アブストラクトだけなら無料であり、大まかに把握することができます。
日本語で翻訳しているのも一部あったりします。
ガイドラインも有用です
以下について載っています。(2011年なのでちょっと古い 今年第2版できるみたい)
1、背部痛
2、腰椎椎間板ヘルニア
3、膝前十字靭帯損傷
4、肩関節周囲炎
5、変形性膝関節症
6、脳卒中
7、脊髄損傷
8、パーキンソン病
9、脳性麻痺
10、糖尿病
11、心大血管疾患
13、身体的虚弱(高齢者)
14、下肢切断
15、地域理学療法
あと厚生労働省委託事業であるMindsには様々なガイドラインが載っています。
無料です。さらに、一般向けのもあるので、大変わかりやすく説明もしやすいですね。
個々の文献も調べよう
英文献はPub Med
使い方は
■図書館>データベース利用ガイド>PubMed利用ガイドを参考にしてください。
また、PT協会が解説付き英語論文翻訳を出してくれていたりします(神)
日本の論文ならciniiやGoogle Scholar
https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja(GoogleScholar)
これらを利用する場合の注意点は、自身で論文の批判的吟味を必要とする事であります。
批判的吟味の評価項目は以下になります。
・研究手法は何か
・参加者に偏りはないか
・サンプルサイズは適切か
・参加者はランダムに割り振られているか
・ランダム割り付けは隠匿されているか
・盲検化されているか
・大きな参加者の脱落はないか
・すべての参加者は最初に割り付けられた群のままで分析されていたか(ITT解析)
・効果量と信頼区間が適切に報告されているか
・データに沿った整合性のある考察がされているか
また、研究による利益関係も見とく必要がありますね。(例えばの話、乳製品の会社が乳製品は体にいいよってデータを出してても、よくない結果が出た場合は公表していない可能性があり)
医師の意見情報
個人的意見はバイアスによりエビデンスの質は低いですが、参考になるものもやはり多いのは事実です。全てを鵜呑みにするのではなく、情報の一つとして取り入れることも良いかと思います。
というわけで、医師の情報サイト「メディカルノート」と「メドレー」
英語検索の方法
Google検索で興味のある単語にevidenceをつける。
例えば[stretch evidence]と調べます。
検索の1番目には被引用件数258件 2012年のものが出てきました。
CURRENT CONCEPTS IN MUSCLE STRETCHING FOR EXERCISE AND REHABILITATION
システマティックレビューの文献ですね。
2番目に2020年1月15日のものが出てきました
Quite a Stretch: Stretching Hype Debunked
こちらはすごいまとめたやつですね!なんと分類していいのかわかりませんが、ペインサイエンスのサイトだということはわかりました。(ありがとうGoogle翻訳!)
被引用件数が多いものを一つの目安としますが、新しい情報はその点が少なくなるので、難しいところです。検索上位かつできる限り年代の新しい物を選ぶのが良いかもしれません。
ちなみに日本語で[ストレッチ エビデンス]と検索すると
1番目2012年の市橋先生の理学療法学に載った論文のpdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/41/8/41_KJ00009647372/_pdf
2番目はストレッチ専門店Dr.ストレッチのサイト
うーん日本語検索って、、、。
(あくまで一例であり、全てではなくたまたまな結果です。一概には言えませんが、日本語の情報よりは英語検索の方が信頼性が上がると思います。)
最後に
検索手段はこの他にもあり、病院や学校などでは有料のものも手に入れられるかもしれません。使わない手はないので、一度確認してみましょう。
次回はいよいよEBM・EBPTの実際の活用方法になります。
待てない方はこちらをみてください。
「予告」ここ↑に書いてる内容の事を主に書くだけなので、次回は大した内容にはなりませんので悪しからず。
なので、他の記事も見ていってください↓
知りたく無い?↓
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エビデンスの意味とは?EBM・EBPTって?学び、情報を収集し、活用せよ!!(①学ぶ)
「エビデンス」と聞くだけで、毛嫌いする人もいるでしょう。
はじめに言っておきますが、今までの経験に基づく治療を否定するつもりはありません。もちろん個人を診ることが大切だということもわかっています。
しかし、
エビデンスを学んで理解し、うまく情報を集め、活用することで、今よりもずっとより良い医療が提供できると私は考えます。EBM・EBPTについて
3つのセクションで行う今回はまず「学ぶ」です。
まずは「エビデンス」を学んで、理解しましょう。
あなたはエビデンスのこと、どれだけ理解していますか?
目次
- なぜエビデンスが必要なのか?
- エビデンスとはなんなんだ?
- 専門的だからこそ盲目的になる。
- EBMとは
- それってエビデンスあるの?って言ってる人はエビデンスの事を理解していない。
- NBMの反対語でも無い
- エビデンスとの付き合い方
- 最後に
なぜエビデンスが必要なのか?
「治ればいいじゃないか!」
そんな言葉も聞こえてきそうですが、、、私も確かにそう思います。
しかし、実はその治療が意味なかったり、反対に害を与えているとしたら、恐ろしいことだと思いませんか?
それって、自分たちだけではなかなか見抜けないと思います(様々なバイアスによって)
自分がやっている治療の根拠、正当性を持つ為にもエビデンスは必要だと思います。
まずはこれを知ってほしい。エビデンスを知らなかった悲劇
2011年3月11日にあった東日本大震災
多くの人が犠牲となり、心に傷をおった多くの子供たちがケアを必要とした出来事である。
そこには多くの臨床心理士がケアに赴き、介入を行った。
心理的デブリーフィングとはトラウマの内容を吐露させる心理的介入。
これによって子供たちは救われたか?
答えは悲劇的なものだった。悪夢にうなされたり、情緒不安定になる結果となってしまった。
実はこの心理的デブリーフィングは、阪神淡路大震災の後に注意を促していたり、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ後に、害があることを警告するコクランレビューも発表されていました。(Psychological debriefing for preventing post traumatic stress disorder (PTSD). - PubMed - NCBI)
この場に駆けつけ行った臨床心理士の多くは悪意なく、「助けたい」という一心での行動だったと思います。
しかしその行動は、子供たちに害を与える結果となりました。
まさにこれはエビデンスを無視または軽視した為に起こった悲劇の一例と言えます。
一歩間違えれば害となる。知らなかったでは済まされない。
それが医療です。
だからこそ、エビデンスを知る必要があるのです。
あなたがその手で人を殺してしまう事だってあり得るのですから。
エビデンスとはなんなんだ?
世の中には様々な治療があります。同じ疾患であっても、いろいろなアプローチがある。それは本当に効果があるの?悪くならないの?
これらを確かめる為には実験で確かめるしかありません。
「なんとなくあやしいな」というものでも、臨床実験での結果が得られれば、良いわけで、科学とは公平なものなのです。(怪しそうなのはだいたい効果を支持するエビデンスが無かったりする)
専門的だからこそ盲目的になる。
「これを飲めば治る」と言った商品は世の中にいくらでもあります。他にも「祈りましょう」や「磁場を利用して」など。
これらに科学的根拠の効果は現在ないものがほとんどです。
感覚的にも「何をバカなことを言っているんだ、そんなもの効果が無いに決まっているじゃないか」と思う方も多いと思います。
しかし、これは現代の科学が少しずつ証明してきたからであり、今でもある地域では"呪術"たるものが存在し、病が治ると信じられています。
ではストレッチは拘縮(関節包外の軟部組織が原因で起こる関節可動域制限)に「効果がない」と言われたらいかがですか?
これはコクラン共同計画(コクラン共同計画の詳細は次回に記載予定)に公表されているものです。
もちろんストレッチの全てを否定するつもりはありません。
ケガの予防や痛みに対しては効果があるといった報告もあります。
ストレッチの効果に関して詳しく知りたい方は↓オススメ
拘縮の改善及び予防には効果が無い
しかし、この事実を知らされても、多くのリハビリ専門職の方は信じられないのでは無いでしょうか?
医療は日進月歩であり、日々更新されています。
効果があるものを提供する事が、治療者の責任だと思います。
知らず知らずにただの"祈り"と変わらないことをしていませんか?
あなたは、なぜその方法を選んでいますか?
リハビリテーションのアプローチには多くの手技と言われるものがあります。
多くの方法の中から、なぜその方法を選んだか、その理由は以下4つが当てはまるのでは無いでしょうか。
①その手技が好きだから
②その手技を多くの時間と時にはお金をかけ学んだから
③所属施設で求められているから
④効果があるから
私も、様々な手技を学び、それらを試してきました。いつのまにか目の前の方を診ているようで、実際には手技が中心となり、無理やり対象者をその手技に当てはめていた経験があります。
②その手技に多くの時間と時にはお金をかけ学んだから は多くのリハビリの先生方は経験があると思います。ウン万円もする講習会に通い、習得したものを絶対に効くと信じ、盲信的に行ってしまう。かけた時間とお金のことを考えて、後には引けない状態です。これはまさしくサンクコスト効果であり、効果が出ないとわかってもその手技に更にかけてしまうことになります。
患者の立場で考える
上記の①〜③は治療者の立場からでしかない理由であり、患者(クライアント)の立場からすれば全く関係のない話です。
何よりも「効果のある/ない」で判断し、もちろん効果があるものを提供してほしい。
ただそれだけです。
「この病院は〇〇の方法で有名なんです」と言われても、その方法に効果がなければ意味がありません。
なのに、そこに従事する方はその方法を疑いもせずに今日もその手技ばかりを行っています。
なぜ効果の無いものを効果があると思ってしまうのか
「効果があれば良い」とは述べましたが、その「効果」についてはもう少し掘り下げる必要があります。
世の中になぜ効果の疑わしいものが多く存在するのか?
信じられないようなものでも、必ず「効いた」という人が存在します。
そこには2点の大きな理由が考えれます。
1、人にはバイオリズムが存在し、調子の良い悪いの波がある。
調子の良し悪しは、特に理由がなくても経験した事があると思います。波のどん底の時にたまたま代替医療(通常の医療に代わる方法)を試し、それがどん底から回復する時と重なって、効いたと思う。それをしなくても、回復していたのかもしれないのに。
人間は目の前の現象に腑に落ちる理由を求めたがります。いつもと変わったことをして、良くなればそれが原因だと思い込んでしまうわけです。
2、プラセボ(プラシーボ)効果
「病は気から」この言葉が意味するように、気持ちが変われば病気も改善する。実際に偽薬による身体に実際に変化をもたらす報告はいくつもあります。
(ラットへのプラセボ条件付けでもあるので人の例とはまた違いますが、こんな研究もあって個人的にはすごく面白い
プラセボ効果で痛みが和らぐのはなぜか |理化学研究所 生命機能科学研究センター(BDR) )
これら2つが重なって効果の無いものでも、効果が出現する人は一定数いるわけです。
治療者が効果があると思うのは更に厄介
実際に目の前で効果の出現する方を見てしまうことに加え、治療者(セラピスト)側にいくつかのバイアス(思考の偏り)がかかります。多い例を以下に3つ紹介します。
1、確証バイアス
自分の都合の良いように事ばかりの情報を仕入れてしまう。
「この方法は効果があるという評判ばかりだな。」(ネットで4、5件書かれているのをたまたま見ただけなのに)
2、正常性バイアス
自分に都合の悪いものは過小評価し、寄せ付けない
「この方法効果ないって言ってるけど、実際目の前の人には効果出てるし」(その効果は上記の可能性)
3、観察者期待効果
観察者の期待する部分にしか意識がいかない
「姿勢良く歩けてるな、OK」(見られて緊張してただけ)
ここまで記載してきた事は多くの臨床の現場で見られる事であり、自分1人では判断できません。患者側も治療者側にも真の効果を見えなくしているからです。
ではどうすれば良いのか?
それをエビデンスが知っています。
EBMとは
EBM(Evidense-Based Medicine)という言葉が発表されたのは1991年Guyattの論文によって初めて使われた用語であり、その中にこの方の定義が書かれています。
臨床家にとって、エビデンスに基づく医療とは、文献検索の技能、批判的吟味力、情報統合力を要するものである。また、エビデンスを目の前の患者に適用可能かどうかを判断する能力や、もし直接的エビデンスが欠如している時に決断をするにあたっての系統的アプローチも要求される。
また、David L.sackett らによる定義は
”the conscientious, explicit and judicious use of current best evidence in making decisions about the care of individual patients”
(一人一人の患者の臨床判断にあたって、今現在の最良の 証拠を、一貫性を持った、明示的かつ妥当性のある用い方をすること)
更にSackett er al.(2000)は
Evidence-Baced Medicine(EBM)とは、研究による最善のエビデンスと臨床技能、および患者の価値観を統合するものである。
と述べています。
EBMとは「科学的根拠にも基づく医療」という訳され方をしますが、これは誤解を産んでいるのかもしれません。
EBMとは目の前に患者に対して、適用可能である方法を、今現在の最良の証拠を基に考え出すことだと思います(あくまでも個人的解釈)
ただ、出された論文を書いてある通りにするだけがEBMではありません。
論文を基に経験則も踏まえて、
現段階での最良の方法を患者主体とし、提供する事が真のEBMになります。
そこにはもちろん、治療者側の技術も必要となってきます。その為の手技の必要性もあると思います。だから、今までやってきた事は決して無駄ではないのです。
そこに盲目的にすがるのではなく、応用し実践していく事が大切です。批判的に。
ちなみに、EBPT(根拠に基づいた理学療法)についての定義も示されています。
Evidence-based Physical Therapy:根拠に基づく理学療法
EBMの概念に基づいてEBPTの概念的定義を考えると、「EBPTとは、個々の患者に関する臨床問題や疑問点に対して、(1)臨床研究による実証報告としての科学的根拠、(2)理学療法士の臨床能力、(3)施設の設備や機器の状況、(4)患者の意向や価値観を統合した最適な臨床判断を行うことによって、質の高い理学療法を実践するための一連の行動様式」と位置づけることができます。わが国の理学療法領域では、科学的効果判定の追究をはじめ、理学療法の科学性の確立に積極的に取り組んできていますが、現在のEBMの限界や理学療法特有の問題などから、EBMをそのままEBPTとして導入し実践するには課題も多く、研究の蓄積が臨床に十分生かされていない面があります。EBPTは、個々の患者により良い理学療法を提供するために具体的な行動や判断の基準を示した実践的な方法です。今後は、臨床において実践を通して一つ一つの課題を検討していくことによりEBPTの内容も進歩し、理学療法の科学性を向上させることが望まれます。EBPTの実践によって、中立的かつ科学的な根拠と患者の意向や価値観を尊重した質の高い理学療法を展開することが可能になると考えます。2009年05月01日掲載
それってエビデンスあるの?って言ってる人はエビデンスの事を理解していない。
なぜエビデンスが大事なのか、どう使うべきなのか、
私はこの考え方が非常に大事だと思っています。
しかし、EBM、EBPTという言葉だけが先走り、正確に理解されていがために起こる、
それってエビデンスあるの?という、マウンテンゴリラセラピストが散見される事を、非常に残念に思います。
何故なら以下の2点を理解していれば、そのような考えにならないと思うからです。
1、エビデンスとは統計的な手法を用いている。
臨床試験での一番信頼がおけるデザインはランダム化比較化試験(RCT)であり、統計的手法を用いています。統計での問題であり、そこには必ず漏れる方がいます。エビデンスがあるからと言って全ての方に効くわけではありません。エビデンスがある。そこから更に考え抜いてから、治療に用いる事がEBMになるので、エビデンスあるの?は浅はかです。
2、エビデンスが無いものは全て効果がないのか。
あくまでもエビデンスとは臨床実験がされてから公表されます。そもそも対象データ(疾患数や終末医療)が少なかったりすれば、研究自体が少なく、信頼できるデータは集まりません。エビデンスが無いからといって治療はしないのか。ではなく、それ以外にも解剖学に基づく事や経験則を使う事は不正解だとは言い切れません。その方法がこれからの大きなデータになる可能性もあり、一般化されることも将来ありうるからです。言うなれば、エビデンスとは過去のデータの蓄積であり、そこから未来を作るのは各臨床家の役割でもあるからです。
だからそんなマウンテンゴリラには言ってやりましょう。
エビデンスがあれば良いのですか?と。
EBPTとは?
エビデンスがあれば良いのかと言えばそういうわけではありませんが、やはりしっかりと効果のあるものを提供すべきです。
理学療法の場合はEBPTとなるわけですが、
では、そのEBPTをどうやって進めれば良いのでしょうか。
今回、これは以下サイトに丸投げしますので、見てください↓(この第3回で説明する予定 別に疲れたわけじゃないんだからね!)
また、ガイドラインも多く出されていますので、これは見て欲しいです!!
今年に第2版も予定されていますし!!
NBMの反対語でも無い
EBMについて少しでも理解していただき、誤解している部分が解消されればと思っています。
そこでEBMの対照としてNBM(Narrative-Based Medicene)が挙げら、それについても知っておく必要があります。
NBMとは「物語りと対話に基づく医療」と訳されます。
患者が語る「物語」から,病気だけではなく、患者個人の背景や人間関係を理解し、患者の抱える問題を全人的(身体的、精神・心理的、社会的)にアプローチしていこうとする考え方となっています。EBMの後に提唱された考え方です。
『EBMでは全ての人は当てはまらない!もっと個人を診ようよ!』という雰囲気で思われがちですが、そもそもEBMは患者主体であり、個人を診ています。
NBMの位置付けとしてはEBMを補完するものとしています。
その方の背景を重視する事が、エビデンスを軽視する事には繋がりませんし、対立する構図にはなりません。
どちらも重視し、そして個人として患者を診ていく事が大切なのです。
エビデンスとの付き合い方
エビデンスに対する批判や誤解は多くあると思います。何事もそうですが、理解しうまく付き合っていく事が大切です。今後、エビデンスと関わる中で起こりうる問題と解決策を記載します。
エビデンスによって特定の手技を批判すべきでは無い!と言われたら。
批判には2種類ある
①科学的根拠に基づいた合理的かつ健全な批判
②根拠のない、感情的批判
これらは区別されるべきであり、
①は学問の進歩において欠かす事のできない批判であり、真摯に受け止めなければいけない。
②は嫌な気持ちしか生まれないのでやめましょう。
エビデンスは統計的多数者を重視し、少数者を切り捨ててる!と言われたら。
科学が統計に頼るのは、人間や社会の減少に不可避の誤差や偶然はランダムな性格を有しており、それに対処するには確率を用いるのが最善の方法だからである。たまたま―日常に潜む「偶然」を科学するより
効果のある人もいれば、効果の無い人もいるし、同じ人でもタイミングによっては効果の無い時もある。仮に80%の人が効くからといって、20%の人が効かないから20%の人を切り捨てるという意味ではなくて、それは80%の人にしか効果が無いとしか言いようがない。100%効くというと嘘になる。
ただ、治療の選択肢として確率の高いものを選ぶのは、合理的であり倫理的である。効果が出なければ次の手法を用いれば良いだけの話だからです。
ランダム化比較試験は対照群はかわいそうじゃないか!と言われたら
そもそも実験なので、そこに効果があるか、もしくは害があるかもわからない。全員に同じ事をすることこそ問題です。
また、逆もあり今までなされた古い治療と何もしない群で分けることもある。その際に古い治療に効果が無いもしくは害があるということもあります。
エビデンスは大事だけどエビデンスが全てでは無い!と言われたら。
その通りです。EBMは目の前の患者に対して最良の方法を考え出す手法であり、その根拠にエビデンスを使用するだけで、エビデンスが全てだと言っていませんよ。
最後に
ワンピースの名言 で最も私が好きなのは
・・・・何かと言えば「命」「生け贄」「血」
・・・・それで神が喜ぶのか
この儀式は我々に対する侮辱だ!!!
過去の偉人達の功績を無下する様なこの儀式を私は許さん!!! 人々の幸せを望み...海へ乗り出した探検家や研究者達へのこれは侮辱だ!!!! 人の命を望むとされるお前達の神にとっても!!これは侮りではないのか!!! byモンブラン·ノーランド
です。
これは流行り病に対して、生贄の儀式を行う事に対しての怒りです。
医療とは日進月歩であり今日の常識は明日の非常識になり得ます。
人生を扱う仕事でもあるリハビリ職は日々精進し、最良の方法を提供しなければなりません。
自分の目の前の現象しか信じない場合、それは生贄の儀式を行っているに過ぎないかもしれないのです。
視野を広げ、多くを学び、知恵や技術を科学的根拠に基づいて提供していかないといけないと思います。
私の手が誰かの為になるように、日々精進して参りたい所存です。
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【男性必見!】男性でもOKなヨガがあった!!
ヨガをしたい男性は多いと思うのですが、どこに行っても女性が多くて、気が引けてしまいませんか?
あまり周りを気にしない私でも、ちょっと嫌なのが実際です。
奥さんや彼女にも、「何目当てで行くのよ?」なんて疑いの目を向けられるかもしれません。
ただ純粋にヨガがしたいのに。。。
そう思って興味はあるけれど、ヨガができていない男性も多いかと思います。
そんな男性必見です!
目次
2019年11月からできるようになったみたい!!
男性が気兼ねなく、ヨガが楽しめる所は無いかな?と思って調べていたところ、こんなページを見つけることができました!!
この2019年11月から男女共用(一部)になったということです!
これは”オンラインヨガ”です。
実際の場所に行くよりも、気兼ねなくできますね。
奥さんや彼女にあらぬ疑いをかけられることもなく、
しかも好きな時間に好きな場所で受けられる。
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今なら体験0円!ちょっとやってみませんか?
ヨガが良い理由
最近街中でも、多く目にする、ヨガやホットヨガ教室。
自宅でできるフィットネスサービス SOELU(ソエル) などのオンラインヨガも多くみられるようになりました。
これだけ増えたのは、やはり心身ともに疲労しているかたが多い現代社会に求められている体と思います。
具体的にヨガの効果については色々ありますが
身体的・精神的ともに効果的だと言われています。
身体的効果
・柔軟性を高める
普段とらないポーズをとることで、普段使わない筋肉を使ったり伸ばしたりすることができます。そうすることで、凝り固まった筋肉がほぐれ、柔軟性が高まります。
・呼吸法により、代謝機能の向上
ヨガでは腹式呼吸を多く使います。お腹を膨らませるように意識して、深く深呼吸をしてみてください。1分も繰り返すと、体が熱くなることを感じると思います。人によっては呼吸だけで汗が出るかもしれません。代謝をあげ、結果ダイエットにもつながります。
精神的効果
・心の安定・集中力アップ・ストレスの軽減
瞑想の効果は非常に高く、企業が取り入れるなど、昨今大きな注目を浴びています。
ヨガのポーズはもともと、瞑想を集中するためのポーズであり、いわば瞑想する為にヨガをしている。身体的なヨガにより、瞑想の効果を高く取り入れることができます。
瞑想には現代社会に必要な心の安定や集中力、ストレスへの対抗、自立神経のコントロール、幸せホルモンである「セロトニン」の分泌促進、その他様々な効果が得られるのです。
瞑想について触れている過去記事もありますので、こちらもご参考にしてください。
あとヨガをする男性はモテるらしいですよ。
ストレスが溜まっている方ほど、なかなか自分の時間が取れず、毎日に追われているのが現状です。食事は外食やコンビニ、タバコやお酒を飲む毎日で、寝不足の日々。
忙しい人ほど負のスパイラルから抜け出せません。
そのままではストレスが溜まるばかりで、
いつあなたが襲われるかわかりません。
そんな生活に少しでも改善を求める一歩として、
自宅で始められるオンラインヨガなんていかがでしょうか?
特に夜は副交感神経の活性で、よりリラックス効果が高めれられるみたいですよ。
↑教えてくれるインストラクターはほとんど女性です。ざっと150人くらいいたので、お気に入りのインストラクターが見つかるかもしれませんね。
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